中学受験の勉強を始めると、成績が上がったり下がったりして、勉強にやる気が出ない時期も出てくるでしょう。勉強のモチベーションを保つことは、長期的な成績の伸長のために不可欠です。
大人でも1つのことに対してモチベーションを高く保つことは難しいですので、子どもならなおさら難しいです。
この記事では、中学受験の勉強において、モチベーションを高める方法をご紹介し、親がどのようにサポートできるかについても解説します。幼い頃からモチベーション管理できると、大人になっても役立ちます。
自走できるまでは親御さんがサポートしてあげましょう。
なお、こちらの記事では「難関中学」に向けた勉強ということで内容を書いています。難関中学向けの受験勉強は「塾」に通わないと合格は難しいため、塾に通ってる前提で読んでいただけたらと思います。
- 中学受験勉強のモチベーションの保ち方
- 親が子どものためにできること
- お子さんの中学受験への勉強のモチベーションが上がらず、お困りの親御さん
- お子さんのサポートをしたい親御さん
中学受験勉強のモチベーションの保ち方
- 目標を設定する
- 楽しさを感じる
- ポジティブな支援を受ける
- 適度に休憩する
- 自己肯定感を高める
目標を設定する
中学受験の最も大きな目標は「志望校の合格」です。ただ、合格までは道のりが長く、また志望校は親御さんが決めている場合が多いため、途中で嫌気がさしてしまう子も多いでしょう。
「志望校の合格」までは期間が長すぎるので、もっと短期間の目標を設定しましょう。例えば、次の模試で何番以内に入る、偏差値で◯◯以上をとるなどです。
模試がなかなか無い場合は、もっと短期にしましょう。宿題で計算ミスの数を0にする、何分で宿題を終わらせるなど、短いサイクルで目の前に目標を作ることで、「次は頑張るぞ!」と意気込むことができます。
期間も意識した目標設定にすると、モチベーションを保ちやすいです。
勉強に楽しさを感じる
勉強がつまらないと感じてしまうと、モチベーションは上がりません。勉強に「楽しさ」を感じるように工夫すると良いです。
例えば、「ことわざ」が覚えられないという場合は、「漫画で学ぶことわざ」など楽しく覚えられる本で勉強するなどの方法があります。暗記ものであれば、面白い語呂合わせも良いですね。
勉強の中身を分かりやすく・楽しく教えるということは本来、塾の役割です。もしお子さんが、全然分からない・楽しくないという場合は別の塾に変えることもご検討ください。
なお、関西にお住まいの方は、「浜学園」をオススメします。浜学園は関西屈指の合格実績を誇る中学受験向けの塾で、「こまめな目標設定」「分かりやすく楽しい授業展開」がなされています。興味のある方はぜひご検討ください。
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ポジティブな支援を受ける
自分でモチベーションを上げることは大事ですが、それが難しい場合は、他の人にモチベーションを上げてもらうことも必要です。頑張ってるね、よくできてるね、とフィードバックをもらうことができれば、やる気を高めることができます。
失敗したときでも、フィードバックがポジティブであれば、やる気を維持することができます。ここまではよくできたね、次解けるようにマスターしよう、と次に繋がる声かけが大事です。
適度に休憩する
ずっと勉強しっぱなしでは、息切れしてしまいます。勉強だけでなく、休憩もちゃんととりましょう。体を休めるというより、具体的には、友達と遊ぶ、ゲームをする時間をちゃんと取りましょう。
短い時間軸でも、休憩を適度に挟むことは効果的です。勉強を60分続けて行うより、20分やって2分休憩を繰り返す方が、結果的に集中して取り組むことができます。
ポモドーロ法としても知られていて、大人にも効果的です。
勉強する時間と一緒に休む時間も決めておくことで、モチベーションを維持できます。
自己肯定感を高める
周りに成績アップを期待されているのに、なかなか成績が上がらないと落ち込んでしまいます。勉強ができないとダメだと落ち込まず、ありのままの自分を認めましょう。
誰しもが、初めから勉強ができるわけではありません。成績が伸びるタイミングも人それぞれです。自分はこれから成績が伸びていくんだと思って、今を受け入れてプラス思考で勉強を進めることが長期的なやる気に繋がります。
また、高い自己肯定感はチャレンジ精神を養うこともできます。失敗したってしょうがないじゃないか、やってみようという楽観的に捉えられるということです。
チャレンジの連続である受験勉強では、自己肯定感は自分の大きな支えとなります。
モチベーション維持のために親が子どものためにできること
中学受験に挑む子どもは小学校、塾、家庭の3ヶ所で多くの時間を過ごします。家庭は最も心の落ち着ける場所であるがゆえ、勉強のモチベーションを維持するのに重要な役割を担います。その上で、親が何をすべきかというと、以下の3つです。
- 支援する
- 褒める
- 共感する
支援する
ハード面・ソフト面いずれでも親からの支援は重要です。ハード面、すなわち勉強をする環境に関しては、勉強できる場所もそうですし、静かな環境も用意しましょう。他の人がテレビを見たり、会話したりして楽しんでいるのに、一人だけ勉強するのは難しいです。集中できる環境を準備しましょう。
そしてソフト面、すなわち勉強できる仕組みやメンタルの支援もそれ以上に重要です。目標設定やスケジュール立てができていなければ手伝ってあげたり、落ち込んでいたら励ましたりしましょう。
褒める
塾では良い成績を取らないとなかなか褒めてもらえないことが多いです。相対的な評価になってしまうためです。家庭では、頑張っている我が子に対して素直に褒めてあげましょう。
家庭の方が、小学校や塾よりもお子さんの細かな変化に気づきやすいです。特にお子さんの「強み」を見つけることができたら徹底的に褒めてあげましょう。「強み」に自信をもつことができ、その能力を伸ばすことができます。
逆にやってはいけないのが、「苦手」を意識させてしまうことです。「あなたは〇〇が苦手だから」と親が決めつけてしまうと、お子さんも自信を失ってしまいます。苦手な部分ではなく、その中でもここはよくできてるね、と必ず得意を見つけましょう。
共感する
お子さんが今どういう状況なのか、どういう心境なのかを共感によって理解しましょう。頑張れないときに、頑張れ!と言っても、意味がありません。
お子さんの様子を見るだけでは頭の中深くまでは理解できないので、そんなときは「傾聴」しましょう。
今どんな気持ち?どうしたいと思ってる?と、親御さんの意向を加えずにお子さんの状況をしっかり聞きましょう。そして、お子さんの話した状況を受け入れましょう。具体的には、そうなんだね、自分が幼いときもそんな風に思ってたよ、と声かけしましょう。
お子さんの状況を踏まえた上で、目指すところに向けてどう進めていくのかをお子さんから引き出しましょう。
自分の気持ちばかりを伝えてもお子さんには響きません。お子さんの立場や気持ちを理解するために、まずは傾聴しましょう。
まとめ
今回は、中学受験の勉強において、モチベーションを高める方法と、親のすべきサポートについて解説しました。
中学受験勉強のモチベーションの保ち方は以下の5つです。
- 目標を設定する
- 楽しさを感じる
- ポジティブな支援を受ける
- 適度に休憩する
- 自己肯定感を高める
また、モチベーションを高めるために、親御さんは以下のことを行いましょう。
- 支援する
- 褒める
- 共感する
中学受験の勉強は数年間に渡ります。モチベーションの波は必ずあります。うまくモチベーションをコントロールして、合格を掴み取りましょう。
また、お子さんのモチベーションが上がらないと感じている親御さんは転塾も視野に入れてみてはいかがでしょうか。関西にお住まいの方なら、「浜学園」がオススメです。他の記事でも紹介していますので、ご検討ください。
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