【関西中学受験塾】浜学園、希学園、馬渕教室、日能研、成基学園を徹底比較！

お子さんの将来に向けて早期から準備を進めるために、中学受験を選択する親御さんが増えてきています。

難関中学校合格に向けて最適な学習塾を選ぶことは、多くの方にとって悩みの種ですよね。

関西だけでも、中学受験向けの学習塾はいくつかあります。塾によってそれぞれの特色があり様々です。

今回はそんな疑問にお答えすべく、関西地区で合格実績のある浜学園、希学園、馬渕教室、日能研、成基学園を比較したいと思います。

この記事が、親御さんの塾選びの手助けになれば幸いです。

各塾の資料請求先は下のボタンをクリック！

塾名	希学園	浜学園	馬渕教室	日能研	成基学園
特徴	超難関中学へ 叩き上げで 合格！	超難関中学へ 切磋琢磨しながら 合格！	難関中学へ 最新システムで 合格！	難関中学へ 確実な理解で 合格！	難関中学へ 充実サポートで 合格！
HPへのリンク	希学園	浜学園	馬渕教室	日能研	成基学園

合格実績

まず最も気になる、各塾の合格実績を見てみましょう。以下の表の通りです。（2024年）

合格者数	浜学園	希学園	馬渕教室	日能研	成基学園
灘	111	53	58	42	1
甲陽	88	41	30	34
神戸女学院	43	42	19	34
須磨学園	171	50	38	83
六甲	122	54	60	60
洛南	144 (42)	60 (22)	35 (13)	36	31
洛星	91	14	77	18	41
東大寺	157	64	84	54	5
西大和	248 (35)	108 (24)	119 (19)	116	3
大阪星光	101	39	53	34	1
四天王寺	108	49 (19*)	102	60	1

※カッコの中は女子の合格者数、*は医志コースの合格者数です。

ここで注意すべきことは、「合格実績」が具体的に何を指しているかということです。

「6年生までその塾に通い続けた人だけ」をカウントしているのかどうかは気をつけて確認すべきです。

塾に通っていた人が対象なのか、一度でも授業を受けた人が対象なのか、公開テストを受けた人が対象なのかなど、どういった子ども達まで含めているかを確認しましょう。

各塾の合格実績についてはそれぞれ次のようなコメントがあります。

塾名	コメント
浜学園	合格者数は浜学園グループの実績数です。 公開学力テスト、合否判定テストおよび春期･夏期･冬期講習･各種イベントのみの参加者は一切合格者数に含まれておりません。
希学園	希学園における合格実績集計時の塾生の定義は「小6の12月まで定常授業を受講し続けた方」としています。 講習・テストのみの参加生などは塾生数には一切含みません。 希学園が責任を持って指導させていただいた方を塾生として合格実績を発表しています。 また、異なる入試日程のある学校における重複合格者は、1名として、実績カウントを行っています。
馬渕教室	上記実績は馬渕教育グループ在籍生の実績です。講習会、テストのみの生徒は含まれておりません。
日能研	特に記載なし
成基学園	この合格実績は、（株）成基に在籍した塾生のみの数字です。内部進学者を含みます。 この合格実績には（株）成基が主催する各種イベント（入試分析会など）のみの参加者は含んでおりません。

日能研以外は、在籍生（講習・テストのみの参加は含めない）ということが明記されていますので、信頼できる数字と思って良いでしょう。

ただし、浜学園や馬渕教室では「グループの合格実績」と記載されています。グループとはどんなものを含むのか確認してみると、以下のような結果が得られました。

	浜学園	希学園	馬渕教室	日能研	成基学園
グループ	浜学園 駿台・浜学園 はまキッズ はま道場Hamax 浜進学会 MY SHIFT 河合塾マナビス 沖縄受験ゼミナール	希学園 Polick	キッズクラブ 中学受験コース 高校受験コース 個別指導コース 東進衛星予備校 若松塾 早稲田アカデミー	日能研関西 ユリウス	TAM 中学受験コース 高校受験コース ゴールフリー 東進衛生予備校

太字が中学受験を対象としているものです。グループ展開はしていますが、グループ内でメインのエリア（関西、東海、関東など）が異なります。ですので、関西の合格実績は母体の塾がメインであることには変わりないです。

1点だけ気になるところというと、馬渕教室のグループである早稲田アカデミーです。こちらの合格実績を見ると、灘中にある程度の人数の合格者がいることがわかります。灘中だけに着目すると、浜学園か希学園の実績が頭1つ抜けているということになります。

総合的に見ると、浜学園の合格実績が際立っています。一方で、通う塾生が多ければ合格実績の数字も大きくなります。本当に浜学園が1番なのかについて、以下で確認していきましょう。

塾の規模

塾の生徒数は公開されていませんが、教室の数は公開されています。各塾の教室数を以下にまとめました。

	浜学園	希学園	馬渕教室	日能研	成基学園
兵庫県	13	3	10	13
大阪府	13	4	13	9	2
京都府	4	1	7	2	11
滋賀県	1		1		6
奈良県	4	1	4	1
和歌山県	1
合計	36	9	35	25	19

このように見ると、教室の規模は、浜学園と馬渕教室が同等、ついで日能研、成基学園、そして、希学園という順になっています。

合格実績と照らし合わせると、希学園の教室数に対する合格実績が非常に高いことがわかります。少数精鋭ということですね。

教育方針

このように判断してしまう方もいるかもしれません。ですが、合格実績に示されている数字は「6年生の受験間近まで塾に通い続け、結果合格できた人の数」です。すなわち、塾に通い続けなければ、合格者数にカウントされません。

塾それぞれの特徴があるので、お子さんに合った塾を選ぶ必要があります。

そこで、各塾の教育方針をピックアップしました。以下の表にまとめます。

塾名	教育方針
浜学園	日頃から競争環境に身を置き、強い心を育む。
希学園	希学園が最も大切にしているのは、講師・スタッフが子どもたち一人ひとりと真剣に向き合い、 子どもたちを「ひとりの人間として成長に導くこと」です。
馬渕教室	生徒の夢を大きく育て、絶対に実現させる
日能研	中学受験で終わらない、その先に続くチカラを。
成基学園	成基は理想の未来を照らす道標となり、“付加価値の高い人財”へと導きます。

浜学園だけ厳しそう、って感じですが、正直これを見てもよく分からないですよね。

主な合格実績と厳しさを軸に塾をマッピングすると、次のようになります。

希学園の歴史を辿ると、浜学園の「分家」であることが分かります。そのため基本の方針は似ていて、浜学園、希学園ともに「超難関中学」の合格実績があり「スパルタ」な塾です。

希学園と浜学園の大きな違いは、宿題に対する取り組みです。希学園は宿題を毎回完璧にこなさなければならないのに対し、浜学園は放任主義です。宿題をしなくても、自己責任というような感じです。

また先ほど記載した通り、希学園は塾の規模が小さいながら、超難関中学の合格者数が多いため、より「超難関中学」「スパルタ」の方に位置しています。

馬渕学園、成基学園は授業についていけない人を放って置かないように、サポートがなされます。例えば、馬渕学園ではいち早く最新のシステムを取り入れたり、成基学園では三者面談で目標共有したりといったサポートがあります。最近では馬渕学園の方が実績が高いため、「超難関中学」寄りに位置しています。

日能研は浜学園や希学園と比べると進度はゆっくりで、宿題も少なめです。いかにも塾らしい、ベーシックな学習塾です。厳しさは、他の塾と比べて最もマイルドです。難関私立中学の合格実績を踏まえると、現状は成基学園よりも高い位置にいると考えます。

授業料

月謝ですが、ホームページには明確な記載のない塾も多いです。また、各種講習や特別講座などを受講すると、その時々で金額も変わってきます。詳細な価格は資料請求などで確認するのが最も確実です。

6年生の通常授業の月謝の目安については以下に記載します。

塾名	月謝
希学園	¥ 50,000~60,000
浜学園	¥ 40,000~50,000
馬渕教室	¥ 40,000~50,000
日能研	¥ 40,000~50,000
成基学園	¥ 47,300

一般的に学年が上がるほど月謝は高くなっていきます。このほかに、テキスト代や講習代が増えていくことにご注意ください。年間100万円くらい見込んでおくのが安心です。

希学園だけワンランク上の値段となりますが、その分塾での滞在時間は長く、勉強に打ち込める環境になっています。合格実績からもその効果が伺えます。

おおよそどこの塾も値段は横並びですので、塾の特徴を踏まえて、選んでいただけたらと思います。

塾名	希学園	浜学園	馬渕教室	日能研	成基学園
特徴	超難関中学へ 叩き上げで 合格！	超難関中学へ 切磋琢磨しながら 合格！	難関中学へ 最新システムで 合格！	難関中学へ 確実な理解で 合格！	難関中学へ 充実サポートで 合格！
HPへのリンク	希学園	浜学園	馬渕教室	日能研	成基学園

まとめ

今回は、関西地区で合格実績のある浜学園、希学園、馬渕教室、日能研、成基学園を合格実績、教室数、教育方針、料金の面で比較しました。

体験授業を多くの塾が実施しているので、ぜひ一度見てみてください。実際の雰囲気を見ることが、合う合わないの判断の近道です。

お子さんにとって、より良い勉強環境を整え、中学受験に臨めることを願っております。