合格実績のある塾は、先生が厳しいのかな?うちの子どもはついていけるかしら?
他のお子さんから、浜学園は厳しいと聞くけど、実際どうなんでしょう?
実際に授業を受けたことがある、元浜学園生がお伝えします!
浜学園は、灘中学をはじめとした難関中学の合格者数が非常に多い、関西屈指の学習塾です。
実績のある塾であるがゆえ、普段の小学校で受ける授業とは一味違った内容を想像するでしょう。特に、授業を受け持つ先生について気になる方が多いのではないでしょうか。
浜学園はどんな教育方針なのか、教育方針に基づいてどんな先生が授業をしているのか、についてこの記事では紹介します。
浜学園への入塾を検討されている、親御さんの参考になればと思います。
- 浜学園の教育方針
- 浜学園の講師の特徴
- 子どもに身に付くこと
- 講師は子どもを叱るか
- 浜学園の講師の実態について知りたい方
- 塾選びで浜学園が候補にある方
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浜学園の教育方針
まずは、浜学園の教育方針を確認しましょう。先生は塾の教育方針に基づいた指導をするため、方針を理解しておくことが必要です。
浜学園の教育基本方針は以下の通りです。
- 玉石混交の非能率を排し、英才児のみを対象に学習指導を行う。
- 競争原理を正しく用いることにより学習能率を高め、強い心を育てる。
- 学習目標を小きざみに設定し、達成度を速やかに評価・測定する。
- 精神主義でなく、教育諸科学の理論に基づく合理主義をとる。
- 基本的生活習慣を尊重する恥を知る人間であることを願う。
堅苦しい〜!結局どういうことなの〜?
これらの教育基本方針は、以下の具体的な方法に落とし込まれています。
1. 玉石混交の非能率を排し、英才児のみを対象に学習指導を行う。
→クラス別の指導を行い、難易度を分けた授業を展開している。
2. 競争原理を正しく用いることにより学習能率を高め、強い心を育てる。
→成績上位者を掲載したり、クラス分けをしたりすることで、ライバルを設定できたり、自分の位置付けを把握することができる。
3. 学習目標を小きざみに設定し、達成度を速やかに評価・測定する。
→毎回の授業の確認テスト、毎月の公開テストを実施し、都度の目標設定ができる。
4. 精神主義でなく、教育諸科学の理論に基づく合理主義をとる。
→子どもに理解しやすい授業づくりを行い、やるべきことが明確である。
5. 基本的生活習慣を尊重する恥を知る人間であることを願う。
→勉強ができるだけでなく、人として立派に育つような教育がなされる。
これらの教育基本方針を踏まえた上で、浜学園が掲げる標語がこちらです。
「常在戦場」
浜学園H Pより
受験は勝敗が決する場であり、常に緊張感を持って受験勉強に取り組まなければならない。
各教室の黒板の上に、「常在戦場」の文字が掲げられています。黄色の背景に黒い文字で書かれているため、見るだけでも緊張感が走ります。
以上のように、浜学園では「ストイックさ」や「緊張感」をもって勉強することが良しとされます。
浜学園の講師の育成
浜学園の講師育成の仕組み
浜学園では講師を育てるための仕組みづくりが確立されています。
優秀な講師陣の輩出について、ホームページにはこのように紹介されています。
一流の講師を生みだすために、「講師三軍制」を採っています。採用テストに合格した段階が三軍、准講師(テスト実施業務)が二軍、厳しい研修課程を経て講師登用試験に合格した講師を一軍としています。
浜学園のHPより
300名の講師が在籍していますが、この講師になれるのは30人に1人です。このシステムを見ただけでも、講師の先生が優秀であることがわかります。
講師と准講師の役割
浜学園の授業スタイルは、授業の半分が「授業」で、もう半分が「復習テスト」です。
「授業」は講師が担当します。「復習テスト」は講師が担当することもあれば、准講師が担当することもあります。
「復習テスト」で時間が余れば、テストの一部の問題について解説もされます。准講師でもレベルは高く、とてもわかりやすく解説してくれます。
私が在籍していた頃、テスト解説担当だった先生の一人が翌年、授業を受け持つ講師になっていました!
大学生のアルバイトがいきなり授業を受け持つということはありません。受講生は、品質の保たれた授業を受けることができます。
浜学園の講師に共通すること
浜学園の教育基本方針や標語の「常在戦場」を見ると、常に緊張感の張り詰めた、ピリピリした厳しい先生ばかりのように感じるかもしれません。
しかし、浜学園の先生は非常にバラエティー豊かで、単に気の短い先生というのは少ないです。
授業が面白い
一番の特徴は、授業が面白いということです。小学校の授業とは全く異なります。いわゆる「学ぶ楽しさ」を教えてくれます。
問題を解く理屈はきっちり学ぶのですが、図や表で表すことで小学生でも感覚的に理解することができます。図や表を駆使して教えるスキルは、一長一短で身につけるのは難しいため、浜学園の先生ならではと考えられます。
また、単なる暗記でも、面白い覚え方を教えてくれます。受験勉強では、理屈関係なく暗記しなければならない場面があります。講師の先生は、暗記の手助けもしてくれます。
私が授業を受けた中で印象的だったものは、火成岩の種類です。
マグマが冷えて形成される岩石である火成岩の名前の覚え方は「新幹線は刈り上げ」です。火成岩のうちの深成岩と火山岩の種類を覚えられます。
しん:深成岩
か(ん):カコウ岩
せん:センリョク岩
は:ハンレイ岩
か:火山岩
り:リュウモン岩
あ:アンザン岩
げ:ゲンブ岩
楽しみながらも、知識を増やす・能力を伸ばすことができます。
圧倒的な能力
育成システムからもわかる通り、講師の能力レベルは非常に高いです。
私は当時、夏期講習の算数の宿題を、通常授業の担当の先生(K先生)に質問をしていました。
(夏期講習と通常授業の担当の講師が異なることはよくあります。)
夏期講習と通常授業で教えている内容は違いましたが、K先生は答えを見ることなくパッと解説してくれました。色んな問題を質問しましたが、特に「規則性」の問題を一目見てすぐに教えてくれたときは、すごいなと感じました。
私も塾講師として教える側に立ったことがありますが、難しい問題では、答えを見てからでないと解説するのが難しいです。
浜学園の講師は、受け持つ教科について網羅的に把握しています。全力で信頼することができます。
子どもの能力を伸ばす責任感
子どもの志望校合格のための塾ですから、講師も責任感をもって授業をしています。
「あ〜これはどうでもいいよ。」「だいたいこんな感じ。」みたいな曖昧な表現は全くありません。1つ1つのことに全力で応えてくれます。
私が特に講師の責任感を感じたのは、「合格宣言」をするときです。
浜学園では受験前の講義や、受験直前に、「絶対合格するぞー!」とみんなで声を合わせて叫びます。この時、講師の先生が先に掛け声をかけて、その後に続いて生徒が掛け声をかけるのですが、講師の先生の掛け声も全力です。そのおかげで、生徒も全力で声を出すことができます。
大人になると、大きな声を出すことに対して抵抗感を感じる人も多いと思います。仕事でも挨拶の声が小さい人もいますよね。
浜学園の先生は、授業以外の場面でも子ども達を全力でサポートしてくれます。このサポートに対する責任感は子どもたちへの愛があるゆえです。
こちらの記事では私が講師の先生から感じた愛情を紹介しています。
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浜学園の講師はよく怒る?
講師が子どもを叱る場面
子どもを成長させるために、先生が叱る場面もあります。
教育基本方針の「基本的生活習慣を尊重する恥を知る人間であることを願う。」の項目を実践しているということです。
では、どういう場面で子どもを叱るかですが、私が実際に授業を受けていて遭遇したのは次のような場面です。
- 授業を聞いていない
- 授業中にふざける
授業を聞いていないと、その後の授業についていけなくなります。ですので、子どものことを思って授業を聞くよう指導してくれます。
授業中にふざける生徒は、他の生徒の気が散る場合があります。他の生徒の成長を妨げることはあってはなりませんので、度が過ぎたおふざけの場合は叱ります。
改めて子どもが叱られる場面を見てみると、授業を受ける上で守るべき当然のことですよね。このように、普通だけど大切なことはポイントを押さえて指導してくれます。
講師が子どもを叱る時の様子
※叱り方は私の受講してた時代と少々異なるかもしれません。参考程度にしてください。
どういう叱り方をするかというと、基本的には怒鳴ることが多かったです。
教壇から叱る、壁を殴る、目の前まで詰めて叱るなど、先生の怒りの程度によって異なりました。よっぽどひどい生徒については、教科書が宙を舞い、生徒は教室から追い出されるということもありました。
(その後、事務員の方の誘導で生徒は教室に戻されます。)
私が入塾する前にはチョークが飛んでいたなんて話も聞きました。
今ではパワハラと言われるかもしれませんが、やってはいけないことをやって怒られていたので、その場面を見ていた私も「まぁ仕方が無いな」と思っていました。
叱られる環境に身を置くからこそ身に付くこと
切り替える能力
勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶといった切り替えができるようになります。
この切り替えができると、肝心な時に力を発揮できます。
大人でも自分を制して何かに取り組むというのは難しいので、子どもならなおさら難しいです。厳しい環境に身を置くことで、ストイックに勉強に取り組むことができます。
先生が厳しいから切り替えができるんじゃないの?
自発的にも切り替えができるようになるの?
確かに大人になってから必要なのは自発的な切り替えです。ですが、子どものうちは周りの環境の補助があって、切り替えの方法を学んでいきます。
また、自発的な切り替えは、宿題で必要になってきます。たくさんの宿題を、いつ、どのようにこなしていくのかを考えてできるようになっていきます。
私自身も小学生ながら、親に言われることなく、朝早く起きて宿題をやるようにしていました。
人として当たり前のこと
人の話を聞く、人が話している時に喋らない、人をバカにしないなど、周囲の人と関わって生きていく上で必要なことが身につきます。
家や小学校では甘えてしまうところですが、浜学園ではこういった基本的なことを身につけることができます。
さらに、浜学園に通う子ども達の親は、教育にお金を回す余裕がある・子どもの教育にはお金をかける価値があると考えている方々です。小学校に通う以上に、質の高い子どもが集まっています。
その結果、「人として当たり前」の基準が高くなります。
当たり前の基準が高くなると、努力するのも当たり前、人のことを気にするより自分のこと、といったように人間として立派に育つことができます。
追い込まれた子に対する親の役割
以上見てきたように浜学園は、優秀な先生のもと、厳しい環境で勉強することができます。
塾でしっかり自分を追い込まれる中で、家庭で親は子どもを受け入れてあげましょう。もちろんお子さんの性格によりますが、塾で追い込まれて、家でも追い込まれると、心が休まる場所が無くなってしまいます。
私の親は、家庭で勉強のことをとやかく言わなかったので、家と塾での気持ちの切り替えができました。
一方で、私が今振り返って、もっとこうだったら良かったという点は、勉強のサポートです。
直接教えるということではなく、分からないところは、先生に聞くように促したり、テストの復習を促したり、勉強を教える以外のことをサポートしてもらえたら良かったなぁと思います。
親のすべきサポートについては、以下の記事でも紹介しています。
まとめ
この記事では、浜学園の教育方針から、講師の育成、講師の特徴、子どもに身に付くことについて紹介しました。
- 玉石混交の非能率を排し、英才児のみを対象に学習指導を行う。
- 競争原理を正しく用いることにより学習能率を高め、強い心を育てる。
- 学習目標を小きざみに設定し、達成度を速やかに評価・測定する。
- 精神主義でなく、教育諸科学の理論に基づく合理主義をとる。
- 基本的生活習慣を尊重する恥を知る人間であることを願う。
これらの方針は授業の形や講師の教え方などに反映されています。
授業を受け持つ浜学園の講師は、30人に1人しか通れない狭き門を通った、能力のある人だけです。講師に共通することは以下の3つです。
- 授業が面白い
- 圧倒的な能力
- 子どもの能力を伸ばす責任感
教育方針からは非常にストイックな様子が伺えますが、実際は面白い授業を展開してくれる講師ばかりです。
時に子どもたちを叱ることもありますが、子どもたちはオンとオフを切り替えることができるようになり、受験勉強だけでなく、大人になる上で必要なことが学べます。
子どもが追い込まれていたら、家庭で親御さんはしっかりと子どもを受け止めてあげましょう。
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お子さんの成長を祈念しています!